私の十箇条 詳解(六)

六 偶像崇拝をしない(人気・影響力のある者を崇めない)
ぐうぞうすうはい【偶像崇拝】
神仏を具象するものとして作られた像などを信仰の対象として崇めること。
転じてあるものを絶対的な権威として無批判に尊ぶこと。
ここでは、後段のほうが重要な意味を持ちます。
何らかの宗教に入って依存している人は分かりやすいですね。
崇拝対象は教祖だけに限らず、他にも挙げると
・芸能人、歌手、アイドル
・スポーツ選手、スポーツチーム
・実績のある・知名度の高い実業家、経営者
・Youtuber、Instagramerなどのインフルエンサー
最初は「憧れ」「癒され」「励まされ」から始まり
徐々にどっぷり没入していく。
依存度が深くなると、「あの人のようになりたい!」と
身なり・言動を模倣し出すことも。
気が付けば、自分の時間と金銭を相当費やしている。
時間面では、テレビ・インターネットコンテンツの視聴、セミナーへの参加
金銭面では、サブスク登録、ファンクラブ加入、ライブ観戦、グッズ購入、交流費‥
やがて
(一) 徒党を組むようになり
(二) 主体性なく付和雷同し
重篤になると
(三) ファン・会員同士でヒエラルキーを作り
(四) 権威に従順になっている
私の十箇条は相互に連動しております。
最終的には、自分で考えない・流されるだけの人間
もっと言うと、無批判・無気力・無抵抗な大衆が量産され
デタラメな政治・経済を呼び寄せ、乱れた社会になります。
‥もう、現にそうなってるよね。

そういえば、私の実家は
テレビでナイター中継を観戦したり、どこかの球団のファンだったり
よその家庭にある文化(?)がありませんでした。
商業主義とがっちり結びついたスポーツをはじめ
そうした人のあり方に違和感があったからでしょう。
あとは
飲食店や遊園地のアトラクションで、行列に何時間も並ぶ人。
何かのトレンドがあるとすぐ乗ってしまう人。
これも偶像崇拝する人と同じメンタリティです。
自分で考えない・流されるだけの所が全く同じ。
誰か特定の対象に熱中することは
確かに刺激を受け、気持ちも昂ぶって一時的に楽しいけれど
自分の人生を他者に預ける結果になりますよ。
自分の人生を生きようと思ったら
魂を易々と明け渡さないことです。
自分で「場」を創れる人が最強ではないでしょうか。