私の十箇条 詳解(二)

二 主体性なく付和雷同しない

(一)が「組織を構築しない 徒党を組まない」

ただし、何らの組織にも身を置かない、ということではありません。

実際に
① 仕事上所属している組織
② プライベートな仲間の輪
があるのでね。

①は二つあって、税理士会と商工会。

前者は、加入しないと税理士を名乗れないから。
後者は、税理士としての役割を頂いたからです。

まず、税理士になるには税理士会に登録が必須なので
本人の意思は関係なし。

商工会は、先輩税理士に教えて頂いて足を運んだのが最初。
ここでは「経営なんでも相談室」として
税理士、社労士などの専門家が、会員からの相談に応じています。

最初は、その先輩と私で担当コマ数を持ち合う形だったが
気が付けば、私が全コマを引き継いでいました。
お陰様で今年で3期目に入ります。

さて、どちらの団体も私は一会員に過ぎませんが
仮に役員や幹部にでもなったとしましょう。

組織のために割く時間・労力などは当然増え
個を多少抑圧・摩耗してでも、全体を優先する局面が出てくるでしょう。

より深刻になってゆくと、人に合わせる場面も増え

「それもそうですね~」
「○○さんの言うとおりですね~」など

考えない流される心にも無いことを口にする

これが、主体性なく付和雷同している状態であり
私が最も望まないもののひとつです。

我が国の大企業・官公庁、少なからずこの典型でしょう。
士業を選んだのも、こうしたことに与する機会を極力減らすためといえます。

所属する理由があるところには所属する
独立性・主体性は失わないようにしよう、と。

ガラッと変わって②です。

移住仲間、畑仲間‥
思い付く限り、3グループくらい居場所があります。

明確なリーダー的存在がなく、イベント・行事への強要もない。
その時々で有志で何かやる集まりです。

①がピラミット型とすれば、②はフラット型

そして、メンバーが共通して求めているのが
・無農薬・無除草剤の農作物
・添加物てんこ盛りじゃない食事
・薬より免疫力
・メディアを疑い自分で情報収集

感性の同じ人々と「本音で話せる」のが大きい!
意に沿わない同調も迎合もそこにはありません。

〝自立した人たち同士の、ゆる~い繋がり〟
という感じで、心のオアシスになっています。

組織を構築せずひとり仕事と決めたからこそ
身を置く場所が大事と、ひしひしと感じております。