私の十箇条 詳解(九)

九 資格や異能を誇らない

人間、何か自慢できるものがあると
それを誇らしげに見せたくなるもんです。

これを節制するのが、意外と難しい。

私の場合は「税理士」という国家資格がそれ。

はっきり言って、難易度は高いです。
一科目12~13%しか合格者が出ず、それが五科目必要だから
官報合格(最終合格)率はだいたい2~3%。

一年に一科目ずつ、自分のペースでよいのだけど
かえって受験年数を長期化させる要因になっている。

私は8年かかりました(涙)

こういう体験記で「2年で合格できました☆」という人は、超絶レアケース。
真似しようと思ってもまず無理です。

特技も商才もない自分が、何とかひとりで営むことができて
しかも、経営者や事業主のお役に立てる
〝独立を叶えやすいパスポート〟で目指した訳です。
資格にすがった、と言ってよいかもしれない。

欲しかったのは賞賛でも高収入でもなく、組織に頼らない自活力だったので
そんな目標があったから8年も続けられたのかな‥

それと、試験に合格って資格を得たことと
仕事をして信頼と実績を得られるかは、全く別問題

この肩書があれば、確かに社会で一目置いてもらえるけれど
それに甘えることなく、目の前に来た仕事を一つずつ続けるのみ。

肩書に捉われずフラットな人間関係を築きたいことは
以前アメブロにも書きました。

なぜカタカナで「センセイ」なのか、読んで頂くと解ります。

あとは、異能と呼べるものもないけど
大学時代はクイズに熱中してました(笑)

4年の卒業時、学生No.1決定大会で優勝できたことが
誇ろうと思えば誇れる、ほぼ唯一のものです。

あれから早や18年、完全に過去の栄光となりました。

最新の芸能・スポーツに全く興味のない私が
最低限その話題で会話できるようになったのは、
クイズで覚えたことによる部分が大きいです。

全く興味のない分野でも話を合わせられるようになり
〝コミュニケーションの潤滑油〟で、時々役に立っています。