私の十箇条 詳解(七)・(八)

これらも関連があるので、二つセットでいきます。
(七)求められていないのに干渉しない
求めてもいない干渉を受けない
(五) で「相手の自主性・内発性を最大限尊重」すると書きました。
必要とされたら、まず会って・聴いて・状況を知って
具体的にどう進めるか話し合って行きます。
その際、こちらから契約・決定を迫る言行はせず
相手方が吟味してから決められるよう、時間を設けるなどしています。
税理士業でいえば
クライアントの方の決算書から読み取れる財務状態や資金繰りなどに
改善の余地があればもちろんお伝えします。
しかし、必要としていない保険・投資などを無理してお勧めすることはしません。
これが自→他へ干渉しない例でしょうか。
逆に、他→自へ干渉される例といえば
税理士紹介サービス、コピー機などOAリース、不動産投資の勧誘‥かな。
営業系の電話は防衛対策をしてるから気にならないんだけど
上記どれも必要としてないので、お断りします!
この辺のスタンスは、公私問わず同じです。
(八)恩着せがましい余計なお世話をしない
上の(七)と同じですね。
「見返り」や「褒められること」を期待しないこと。
期待しているからこそ、頼まれてもない大きなお節介をするんです。
幸いなことに、仕事やプライベートでは皆無だけど
肉親・親戚関係で一部います(笑)
こういう余計なお世話をする人の心の底には
「欠乏感」「寂しさ」「承認欲求」があるように思います。
一見、相手のことを思っているようで、当人が満たされたくてやってる。
〝親切の押し売り〟ほど迷惑なものはありません。
そして、一番ヤバいフレーズが
「あなたのためを思って!!」
これが口から出てくる人種には、関わらないの一択!
それから、家族経営の中小企業、公営住宅など
何十年も顔ぶれの変わらない組織ってありますよね。
頼んでもない余計なお世話や干渉をしてくる人種は
こういう組織の中で培養されやすいと感じています。
いわゆる「お局様」「自治会長」が代表例。
人の〝新陳代謝〟が無いもんだから、物事の考え方がワンパターン化して
鬱屈しやすい傾向にあるんじゃないのかね。
他者の人生に不必要・強引に介入することは、人道上の重大な禁忌です。
自分の人生を自分で舵取りできるのが、真に自立した人であり
そのような人は、不必要な干渉をすることも・されることもないはずです。